新展示場整備　支援業務を公募型プロポーザルで公告

　札幌市経済観光局は15日、仮称・新展示場整備基本計画策定支援業務を公募型プロポーザルで公告した。白石区にある展示施設・アクセスサッポロ(札幌流通総合会館)の更新に向け、基本計画策定とＰＰＰ・ＰＦＩ導入の可能性調査に着手する。2021年度末までに基本計画を固め、規模や整備候補地といった施設計画、事業手法、整備スケジュール、概算整備費などをまとめる。参加意向申出書を22日まで受け付ける。

　白石区流通センター4丁目3の55にある同施設はＲＣ一部Ｓ造、地下1地上2階、延べ1万578m²の規模で、1984年に完成。5000m²の大展示場があり、市が出資する札幌産業流通振興協会が管理・運営を担う。大谷地流通団地の中核施設として展示会や見本市などのイベントに活用されている。

　今回の業務では、アクセスサッポロの更新について、建て替えを含めた更新の方向性をまとめる。施設計画では、施設配置や動線、交通の各計画に加え、ＰＰＰ・ＰＦＩ手法の導入可能性について調査するほか、事業手法を検討し、基本計画を策定する。

　税込み1500万円を限度額に設定し、履行期間は22年3月31日まで。参加意向申出書は22日午後5時、参加資格申出書と企画提案書などは27日午後3時までに持参か郵送(必着)で提出する。

　5月10日のプレゼンテーション審査を経て、契約候補者を選定する見通しだ。

(北海道建設新聞2021年4月16日付16面より)