札幌市は、駒岡清掃工場更新に伴う電力需給の自営線敷設を2月2日にも制限付き一般競争公告する予定だ。対象は電気A等級を想定し、同中旬の開札を見込む。このほど公表した工事発注見通しでは金額区分を5億円以上と設定している。
市は駒岡清掃工場の更新を計画し、2021年7月に新清掃工場に着工。25年3月の完成を見込む。
新工場は南区真駒内129の3に建設する。1日当たりの処理能力600㌧の焼却施設がSRC一部RC・S造、地下1地上7階、延べ2万900m²、処理能力130㌧の破砕施設がRC一部S造、4階、延べ1万300m²の規模となっている。
今回の工事では、新清掃工場と南区澄川4条11丁目2の8にある北海道電力ネットワーク真駒内変電所をつなぐ特別高圧ケーブル(電圧66㌔ボルト)を延長5㌔にわたり敷設する。
現駒岡清掃工場と同変電所を結ぶケーブルはあるが、電圧が異なり使用できないため新たに設ける。工期は25年1月末までを予定している。