旭川市土木部は、第1回定例市議会で提出予定の2021年度補正予算案にゼロ市債・ゼロ国債工事として13億2000万円の確保を要求する考えだ。ゼロ市債は53件で12億円、ゼロ国債は2件で1億2000万円の枠を設定。早ければ2月末に公告し、3月中の入札を目指す。
早期発注による施工時期の平準化、建設業の経営見通し確保を進めるため市は毎年、ゼロ市債を設定。過去最大となった20年度補正に次ぐ規模を見込んでいる。
ゼロ市債53件の内訳は、土木A等級が5件、B等級が46件、C等級が2件の配分。ゼロ国債2件はどちらも土木A等級を対象にする。
ゼロ国債のうち橋梁長寿命化では、功橋149・1mの伸縮装置取り換え6カ所と橋面防水、舗装を実施。生活道路対策として旭町2条4丁目・大町2条4丁目間2号線(180×10・9m)の路盤改良を予定している。
ゼロ市債のうちA等級対象では、永山1・2条間12丁目1号線改良(230×11m)、9条通11・12丁目道路線改良(240×10・9m)など5件の道路改良を盛り込む。
B等級は、春光台1条3丁目3号線改良(210×8m)、東光2条2・3丁目間1号線改良(150×8m)、神楽岡14条5・6丁目間1号線改良(260×9・1m)など46件を確保。C等級は、春光5区5条6丁目1号線ほか改良(100×5・5m)など2件を発注する予定だ。
21日の開会が予定されている第1回定例会に補正予算と共に上程し、決議後早期に公告。2月末と3月第1週の2回に分けて公告する考えだ。