大規模改修を軸に検討
黒松内町は2022年度、総合町民センター再整備の在り方について方向性を定めるため、基本計画の策定か基本設計を発注する予定だ。耐震診断の結果を踏まえ、現時点では大規模改修による長寿命化を軸に検討を進める。早ければ24年度に着工し、2カ年で施工したい考えだ。
黒松内392の2にある町民センターはRC造、2階、延べ2073m²の規模で、1981年に完成した。
築40年が経過。これまで耐震補強を施したことはなく、現行の耐震基準を満たしているか不明だったため21年に耐震診断を創建社で実施した。Is値は判定指標値を満たしていて、躯体に大きな問題は確認されなかった。
このため、町は建て替えではなく大規模改修を想定。町民の利便性を高め、多世代が交流可能な複合施設として再整備する見通しだ。
22年度に方向性や事業費、施工方法などを固め、23年度にも実施設計を進める。施設を運営しながらの施工を見込んでいて、25年度の完成を目指す。