旭川市は、21日開会予定の第1回定例市議会に、77億2490万2000円の一般会計補正予算案を提出する。豊岡小現地建て替えの着工費用など学校施設の建築工事費を盛り込んだ。橋梁長寿命化や道路側溝整備費、花咲スポーツ公園の陸上競技場トラック改修費として合計14億3800万円のゼロ市債の設定も予定している。
一般会計歳出のうち、学校建設費には23億761万3000円を措置。新規に着工する豊岡小の建て替え工事費用の一部を盛り込んだ。2021年度から継続の千代田小建て替え工事費も計上していて、22年度当初予算と合わせて一体的に運用する。
学校施設の大規模改修など維持修繕費には6億7842万7000円を充てる。この補正予算案が可決されれば21年度一般会計は総額2006億5332万9000円となる。
ゼロ市債は道路側溝整備費に12億円を計上し、永山1・2条間12丁目1号線などの改良を推進。道路橋梁整備費1億2000万円では功橋の修繕などを進めるほか、花咲スポーツ公園の陸上競技場機能向上に向けた陸上トラックの改修工事費として1億1800万円を確保する。
水道事業会計でもゼロ市債1億9200万円を設定し、道路改良に付帯する配水管の敷設替えを進める。ゼロ市債の工事は補正予算が可決される2月末にも公告をはじめ、3月中に入札する予定となっている。