小樽駅前広場再整備に3案 建物一体型の可能性を検討

2022年02月18日 09時00分

 小樽市は16日、公会堂でJR小樽駅前広場再整備基本計画検討委員会を開いた。3つの案を軸に最終候補を絞り込む考えで、22年度は、新たな小樽の玄関口にふさわしい建物一体型の実現可能性の検討を進める。

 現在の駅前広場の総面積は7400m²ある。バス乗降場、タクシー乗り場、タクシープール、駐車場、駐輪場などを置く。

 歩行者の動線に難点があり、利便性と安全性が低く、広場中央の供用車路はバスやタクシー、自家用車などの走行ルートが輻輳(ふくそう)する課題も抱える。

 隣接する駅前第1ビルは老朽化が著しい上に耐震性が乏しく、2017年に再開発準備組合が設立されている。

 「建物一体型」と「平面型(青空式)」の合わせて4案がある。いずれもバス専用ロータリーと一般車・タクシー専用ロータリーに分離。全てバス乗降場8台、バス待機場6台、タクシー乗降場2台、タクシープール16台、一般車乗降場5台、駐輪場70台を確保する。

 しかしタクシーや一般車両の出入りが制限される案はほぼ除外し、3案を軸に最終候補を決める。3月にはパブリックコメントを募集する。

 22年度からパブリックコメントや組合の意見などを総合的に判断し、バスバースや商業施設など複合的な建物一体型の実現可能性の検討を進める。


関連キーワード: 再開発 後志

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • オノデラ
  • web企画
  • 古垣建設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,405)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,232)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (1,164)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,121)
函館開建が国道5号の常盤川交差部に橋梁新設の可能性...
2024年04月17日 (781)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。