フレックス方式は94件
札幌市水道局は2022年度、働き方改革推進に向けた各種試行工事を大幅に拡大する。週休2日工事は営繕12件と土木298件の計310件を見込む。受注者希望型を採用し、運用するかどうかは受注者が選択できるようにする。余裕期間制度(フレックス方式)は94件を対象とする予定だ。
同局は、19年度に週休2日工事の試行を開始。22年度は他工事との調整が必要な工事や一部営繕などを除き対象を拡大する。
310件のうち、債務負担行為設定分で60件、早期発注分は38件を対象とする見通し。等級別に見ると、債務負担行為は土木A1等級3件、土木A2等級21件、土木B等級15件、土木C等級1件、管A等級6件、管B等級13件、鉄骨橋梁1件を予定。早期発注は土木A1等級4件、土木A2等級15件、土木B等級14件、管A等級2件、管B等級1件、舗装1件、機械設備1件を見込む。
試行工事では4週8休以上の現場閉所を週休2日と定義。これを達成しない場合でも4週6休以上は段階的に経費を補正する。
フレックス方式は、発注者があらかじめ通常工期と余裕期間からなる全体工期を設定。受注者はその中で工事の始期と終期を決め、契約を締結する。同方式適用工事のうち、債務負担行為分は土木A2等級5件、土木B等級6件、管B等級3件。早期発注分は土木A2等級と土木B等級が各6件となっている。
重複を含め、週休2日工事は33件、フレックス方式は6件が発注済みとなっている。