消防事務組合はデジタル無線を更新
十勝管内3つの一部事務組合の2022年度予算が出そろった。とかち広域消防事務組合は、一般会計に前年度当初比7.8%増の70億3359万4000円を計上。十勝圏複合事務組合は1.1%増の37億5677万5000円、十勝中部広域水道企業団の水道用水供給事業会計支出は1.9%減の23億670万円となった。
管内全市町村を管轄する消防事務組合は、高機能消防指令システムと消防救急デジタル無線機器をそれぞれ更新する。整備の委託料として、5億1654万8000円を措置した。
複合事務組合は、管内の一般廃棄物処理などを担当。音更町内にある旧最終処分場廃止の2カ年目工事費に1億3926万円を計上した。調整池埋め立てなどを計画している。帯広市内の中間処理施設(くりりんセンター)建て替えに向けた調査や基本計画策定などに4064万2000円を確保。工事の発注支援も委託し、23年度に建設事業者を決定する。
7市町村へ水道供給する水道企業団の水道用水供給事業会計は、収益的支出15億5269万円、資本的支出7億5401万円の内訳。無線設備の更新を計画し、工事費に7804万5000円を盛り込んだ。また、非常用自家発電機更新に向けた設計に1084万6000円を計上している。