札幌市は、山本小野津幌川沿線新設の初弾工となる山本新栄橋架け換えを6日に総合評価実績評価Ⅰ型で公告する。対象は土木A1等級の単体を想定。施工内容は橋梁新設や排水工、道路改良などで、2024年2月までの工期を見込む。
新橋は橋長14・5m、幅員19・55mとし、旧橋の撤去も予定。このほか、樋門設置・撤去、護岸、排水構造物、道路改良は延長101m、幅員7・5mで、土工、地盤改良、舗装を計画している。施工場所は厚別区厚別町山本1066ほかとする。
4月下旬の入札を予定。3月末に公表した発注見通しでは、金額区分を2億5000万円以上5億円未満に位置付けている。
山本地区は厚別水再生プラザや雪堆積場など大規模な公共施設が集まり、厚別山本公園が今後整備されると周辺の交通量が増加することが予測される。
一方で、山本地区と市街地を結ぶ道路は山本線に限られ慢性的に混雑。バス路線であることや雪処理施設が集中しているため大型車の交通量が多く、冬季は特に混み合う。
交通量の分散や大規模施設へのアクセス性向上を目的に、山本線から厚別通までの延長約1500mの道路を新設する。幅員は車道6m、路肩各1・5m、歩道片側3・5mの計12・5mを見込む。
総事業費は約30億円で、うち工事費に27億円を試算している。27年度の整備完了を目指している。