石狩市、義務教育学校の浜益学園新設 基本設計月内にも公告

2022年04月06日 19時00分

中学校敷地に校舎延べ1000m²で新築 24年度着工目指す

 石狩市は、義務教育学校の仮称・浜益学園新設に向けた基本設計を早ければ月内に公募型指名競争で公告する。浜益中の敷地内に浜益小と、はまます保育園を移転し、教育・保育環境の充実を図る。延べ約1000m²の校舎を新築するほか、浜益中の校舎改修を計画している。2023年度の実施設計を経て、24年度の着工、25年度の開校を目指す。

 浜益区柏木1の17にある浜益小は校舎がRC造、2階、延べ1600m²、屋体がS造、平屋、延べ627m²の規模で、1日時点の児童数は27人。浜益区浜益50の22にある浜益中は校舎がRC造、2階、延べ1800m²、屋体がRC造、平屋、延べ500m²の規模で生徒11人が通う。

 児童・生徒数が減少し、どちらも複式学級を取り入れている。小規模校としての課題を改善し、9年制の義務教育学校として地域に根差した質の高い教育を提供する。

 合わせて浜益区川下392にある、はまます保育園(S造、平屋、延べ349m²)を移転。厚田保育園と同様0歳児保育の機能を持たせ、地域の保育需要に対応する。

 浜益中は津波浸水、土砂災害警戒の両区域から外れていて、耐震化も終えているため建設地とした。

 校舎は2階建てとし、前庭の校舎側に増築する。保育園と小学校の具体的な配置は決まっていない。

 浜益中の屋体や特別教室は小学生も使用するため、規格に合わせて改修する。このほか、小中一貫教育導入に伴う教員の増加、保育園を利用する子どもの送迎を踏まえた駐車場整備が必要とみている。

 総事業費は5億円程度とし、22年度は基本設計に1800万円を充てる。業務期間は210日。敷地内の建設場所や建物の構造、階数などを固める。


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