札幌開建が対策工法を検討
札幌開建は20日、融雪による災害の恐れがあるとして17日午後8時から通行止めとしている276号千歳市美笛で、岩盤崩壊を確認したと発表した。法面に不安定な岩塊があり、現時点で解除の見通しは立っていない。今後、対策工法を検討する。
通行止めとしている区間は、276号伊達市大滝区三階滝町から千歳市美笛までの10・3㌔。3月15日に雪崩が発生した美笛峠付近で、4月18―19日にドローンなどによる現地調査をしたところ、発生箇所付近の岩盤が崩れている様子を確認した。岩盤崩壊を起因とした雪崩だったと推測している。
当初、通行止め区間を伊達市大滝区三階滝町から苫小牧市丸山までの32・5㌔としたが、不安定な岩塊を特定できたことから区間を見直した。
ただ、対策工法の検討に時間を要するため、当面は通行止めとする方針だ。