石狩市は花川南中校舎大規模改修を順次発注する。5月上旬にも外部改修、トイレ改修の主体、機械の3分割で一般競争公告。外部改修は屋上防水や外壁補修を施し、トイレは既存の和式トイレを洋式化する。6月上旬には教室の壁や天井の内部改修を公告する考えだ。外部改修の一部と内部改修、トイレ改修は年度内の完了、残る外部改修は2023年度の完了を目指す。
花川南9条4丁目94にある同校は1978年度に完成した校舎(RC造、3階、延べ5682m²)と、屋体(RC造、2階、延べ1059m²)で構成する。
学校施設長寿命化計画に基づく改修で、21年度に実施設計を渡辺建築設計で進めた。
外部改修として屋上防水や外壁補修、塗装、職員玄関ポーチ改修を想定する。屋上防水と職員玄関ポーチ改修は年度内に完了。外壁補修や塗装は22年度に南面や東面など、23年度に北面、西面を施工する。
内部改修は一部の廊下や教室の壁、天井に加え、手洗い場の老朽化を改善。トイレは和式トイレの洋式化や多目的トイレの設置、傷んだ壁や床の改修を施す。
22年度予算で、外部改修に1億5000万円、トイレ改修の主体に6900万円、機械設備に4600万円、内部改修に3000万円を充てた。工期は、外部が240日、トイレが291日、内部が120日を設定している。
23年度は継続の外部改修のほか、バリアフリー化として生徒用玄関のスロープ設置などを見込む。