旭川開建 秋ごろ着工、年度内完了へ
旭川開建は、架け換えを進めている比布町の国道39号比布大橋について、2022年度に壁式橋脚1基を施工し、下部工事を完了する。早ければ5月下旬に公告し、出水期が終わる秋ごろに着工する。今後は上部の設置に取り掛かり、早期の開通に向け準備を進める。
現橋は石狩川に架かる橋長297m、幅員8mの9径間PC単純T桁橋。1958年の完成から60年が経過して老朽化や凍害劣化が著しい。修繕コストがかさむため、架け換えることにし、15年度に事業化した。
新橋は橋長302.6m、幅員8.5m。上部は4径間連続鋼箱桁橋、下部は直接基礎の逆T式橋台2基と壁式橋脚3基で構成し、現橋より約23m下流側に架け換える。
17年度に構研エンジニアリングが詳細設計を担当。18年度に新島工業がA1橋台とP1橋脚、19年度に藤田組がA2橋台をそれぞれ施工した。21年度は新島工業がP3橋脚の設置を請け負い、残るP2橋脚を22年度に施工する。
22年度の予算額は4億2500万円。全体事業費は44億円で、22年度以降の残事業費は33億4400万円となる。
下部完了後は上部の設置に移行し、新橋が開通後に現橋の撤去に取り組む。