札幌市、厚別区に義務教育学校 新札幌わかば小と青葉中を改編

2022年05月12日 19時07分

 札幌市教育委員会は、厚別区内の新札幌わかば小と青葉中を小中一貫の義務教育学校として改編する方針だ。新札幌わかば小の既存校舎を活用するほか、新校舎・児童会館と屋内運動場の増築を想定する。2022年度は地域住民、保護者への説明会を予定。23―24年度で基本設計と実施設計を進め、25―26年度の施工、27年度の開校を目指す。

 市教委は市全体の小中一貫教育のさらなる推進を目的に、モデル校として小中9年間を一つの学校で取り組む義務教育学校の新設を進めている。通学区域がおおむね小中同一で、小中一体の校舎整備が可能な場合に設置する。

 23年度は福移小と福移中、25年度は定山渓小と定山渓中、26年度は真駒内桜山小と真駒内中による義務教育学校を開校する予定だ。

 新札幌わかば小は厚別区厚別南7丁目9の1、青葉中は同青葉町10丁目1の1にそれぞれ位置。サイクリングロードを挟んで南北に向かい合っている。

 計画では、新札幌わかば小校舎の北西側に校舎・児童会館、屋内運動場を増築し、新校舎は既存校舎と渡り廊下で結ぶ。青葉中の校舎と屋内運動場は解体し、グラウンドとして整備する考え。

 義務教育学校化によって19学級、550人ほどの規模となる見通しだ。

 新札幌わかば小は、上野幌小に青葉小を統合し、20年4月に開校。新札幌わかば小の校舎(RC造、4階、延べ4667m²)と屋内運動場(S一部RC造、2階、延べ1015m²)は1978年、青葉中の校舎(RC造、3階、延べ6659m²)と屋内運動場(S一部RC造、2階、延べ1380m²)は81年にそれぞれ建設した。

 通学区域は、厚別区厚別南2丁目21にある共栄小から青葉中へ進学する区域があるため、一部見直しの検討を進める。


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