23年度着工目指す 士幌町内の基幹水利施設新田地区

2022年05月23日 17時00分

十勝総合局が排水路5.3km設置

 十勝総合局産業振興部は2023年度、基幹水利施設整備型新田地区の着工を計画している。総事業費は18億8000万円を見込む。排水路5.3kmでフルーム水路と籠マットを整備する。調査設計を22年度から2カ年で進め、23年度にフルーム水路から着工。29年度の事業完了を目指す。

 同地区は士幌町西部にある畑作4品や飼料を生産する畑作酪農地帯。バレイショ生産が盛んでスナック菓子などに加工して全国に出荷している。しかし、老朽化した排水路は通水機能が低下し、湿害の恐れがあることから、排水機能を高め、農作物の豪雨被害を抑える。受益面積478ha、受益戸数21戸となる。

 排水路整備は14億8800万円を投じる。起終点は道道士幌然別湖線の付近にある。上流にスロープ型の籠マット4.1km、下流にコンクリート二次製品活用のフルーム水路1.2kmの設置を見込む。既存のトラフ水路などは撤去する。営農の支障がない時期に水替えしながら進める意向だ。

 調査設計は3億3000万円を充てて22―23年で進め、工事は7カ年かけて取り組む。


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