学校法人札幌慈恵学園(札幌市南区澄川5条7丁目1の1、荒井聡理事長)は、法人所在地にある札幌新陽高で改築を伴う再整備を計画している。2023年度に施工業者を決め着工し、早ければ24年度の完成を予定。設計はプロポーザルで決める方針で、6日から参加者を募る。
同校は北棟(W造、2階、延べ809m²)、2棟構成の体育館(S造、平屋、延べ738m²、SRC造、地下1地上3階、延べ1504m²)、中央棟(RC造、地下1地上4階、延べ5780m²)、西棟(RC造、3階、延べ3068m²)、南棟(W造、2階、延べ817m²)で構成する。
今回の再整備は、北棟を解体して平置きの駐車場とし、延べ738m²の体育館を解体して跡地にRC造、3階、延べ1998m²の新北棟を建設。このほか南棟の解体後跡地にS造、平屋、延べ1450m²の新体育館を建てる。中央棟は4階の1090m²分を減築し、西棟とともに耐震補強・改修する計画だ。総事業費は20億円と試算する。
同校は30年に向け、単位制の導入などさまざまな改革に取り組んでいる。この一環で築後52年を経過化して老朽化が進む校舎、体育館などキャンパス全体の再整備を決めた。
設計プロポーザルでは、SDGsやカーボンニュートラル実現に向けたエネルギー効率や再エネ活用に配慮した提案などを求める考えだ。