利用状況など基礎調査に着手
札幌市経済観光局は、北区にある札幌勤労者職業福祉センター(札幌サンプラザ)の今後の活用方針検討に向け、各機能の利用状況など基礎調査に着手する。現在の機能が有効に活用されているか、大規模修繕に伴い長期休業した場合の代替可能施設の有無などを調べる。
北区北24条西5丁目1の1にある札幌サンプラザはSRC造、地下1地上7階、延べ2万2824m²の規模。1986年に竣工した。
2016年度に今後の活用方針を策定。計画期間を26年度末までとして施設の有効活用に加え、その後の施設の存続期間に関しては、建物の老朽化状況や北24条エリアの市有地利活用などを踏まえ定めることにした。
22年度は次期活用方針策定を見据えた基礎調査に着手する。利用目的や利用者居住地、稼働率などを分析。加えて、会議・研修・文化教室、宴会、法要、飲食、広場、宿泊の各機能について利用者や利用実態など施設の特徴をまとめる。
札幌サンプラザと類似機能を持つ周辺施設の調査分析も進める。サンプラザは今後大規模修繕などの実施時期に差し掛かることから、長期休業などにより使用できなくなった場合、周辺施設で代替可能か検討する。
これらの調査結果を今後の大規模修繕など整備の必要性検討にも生かす考えだ。
市経済観光局は13日、基礎調査を一般競争公告した。参加資格は市内の中小企業で情報サービス、研究・調査企画サービス業に登録がある者。履行期間は12月28日までとし、21日の入開札を予定している。