今月下旬にも公募型プロポを公告
江別市は、はやぶさ運動広場と文化財整理室跡地の利活用事業者を早ければ今月下旬に公募型プロポーザル公告する。面積は2万969m²。11―12月で事業者を選定し、年度内に土地を引き渡す。事業者には戸建て向けの宅地造成など子育て世代の転入促進につながる提案を求める。年少人口(0―14歳)が増えているため、未利用地を売却して人口増加を図る。
市有財産の有効活用や行政サービスの財源に充てるため、大麻北町520の2ほか3筆を売り払う。
はやぶさ運動広場は野球場とテニスコート、ゲートボール場、多目的広場で構成し、野球場は規模を大きくして都市と農村の交流センターえみくるに移転済み。テニスコートとゲートボール場、多目的広場は未利用の状態だ。
敷地内にあり、老朽化した文化財整理室(SRC造、地下1地上1階、延べ1374m²)も旧角山小校舎への移転を終えている。
一帯は準住居地域と第1種中高層住居専用地域で、建ぺい率60%、容積率200%となっている。
売却は、文化財整理室の解体や運動広場の各種設備撤去が条件。子育て世代の転入促進をはじめ、周辺環境との調和、雪対策の提案を募り、整備計画や事業コンセプト、区画数、面積、分譲予定価格などを評価する。
7―8月で募集要項を配布し、9―10月で事業者を公募。選定委員会を立ち上げ、年内に優先事業者を決める。
2023年3月に財産処分案の議決を市議会で得た後、土地を引き渡す計画だ。
市は年少人口の転入が超過傾向で、住宅戸数も増えている。民間事業者が開発した野幌若葉町や元江別の分譲地が売れ行き好調なため、この流れを継続したい考えだ。