永山西小を現地改築
旭川市教育委員会は、国費を活用する2023年度小中学校施設整備の概算要望として、3校の増改築と8校の大規模改修、2校の耐震改修に計36億8029万2000円を積み上げている。永山西小現地改築に新規着工するほか、日章小、明星中の耐震改修にも予算配分する。
学校施設環境改善交付金と公立学校施設整備費負担金への1次要望を事業費ベースでまとめた。前年度要望に比べると8.7%の減少だが、昨年度時点で小中改築が本格化して倍増しているため、ピークが続いている。
増改築では、新規着工する永山西小現地改築に7億4219万5000円を措置。校舎(RC造、3階、延べ6000m²)に5億4625万円、屋体(S一部SRC造、平屋、延べ1300m²)に1億8662万5000円を初年度分として充てるほか、現プール解体に932万円を計上する。
23日に入札予定の豊岡小校舎現地改築には2年目の継続費として13億2600万円を投じる。
23年早々にも新校舎が完成予定の千代田小は旧校舎・屋体解体費として2億6710万円を措置。校舎はRC造、3階、延べ5420m²、屋体がRC造、平屋、延べ912m²の規模となっている。
耐震改修では日章小に2億9240万7000円、明星中校舎(RC造、3階、延べ5815m²に)に1億8670万円を投じる。日章小は校舎(RC造、3階、延べ2929m²)と屋体(RC一部S造、平屋、延べ790m²)ともに改修するが、初年度は屋体、24年度は校舎に移る。
小学校の大規模改修は大有小給水設備に9210万円、共栄小暖房設備に9580万円を投じて新規着工。陵雲小の給水設備改修の2カ年目には1億1550万円を配分するほか、神居東小ではプール現地建て替えに1億7830万円を措置する。
中学校の大規模改修は新規の東陽中給水設備に1億2020万円、東鷹栖中暖房設備改修に8949万円、愛宕中暖房設備に9990万円を計上。2カ年目の神居東中給水設備には7440万円を投入する。
要望総額には含まれないが豊岡小のグラウンド造成などの設計も予定している。