23年度は中流部に2.7億円
札幌市下水道河川局は厚別西川の河川改修で、上流部分840mの実施設計を2023年度に進め、24年度にも着工する計画だ。護岸整備のほか、改修に伴う道路整備を予定する。また、23年度事業費として2億7000万円を要望し、中流部の護岸、縁石、舗装などに取り組む。
厚別西川は厚別区内を流れ、野津幌川に合流する全長1800mの準用河川。下水道の能力を超える大雨で、過去に内水氾濫が数度発生している。
改修区間は1260mとし、計画流量は毎秒7m³。19年度に事業着手した。
20年度に下流部の270mを施工。22―23年度で、中流部150mの河道掘削、護岸、排水工、ボックスカルバート(延長28・6m、内空の幅3・9m、高さ3・1m)設置、ガスや水道管などの地下埋設物撤去に取り組んでいる。
23年度は護岸、縁石、舗装、電線などの架空線移設、ボックスカルバートの仮設撤去を計画する。
上流部では護岸のほか、厚別区土木部と連携して改修に合わせた生活道路の整備を計画。具体的な改修内容や事業期間、事業費などは実施設計で詰める。