札幌市は環状通エルムトンネル照明設備改修を19日にも制限付き一般競争公告する。対象は電気Aの単体か、2、3社の共同体を想定。照明器具や分電盤などの改修を予定し、金額区分は2億5000万円以上5億円未満を見込む。分電盤など部品の納期が長期化していることから発注を前倒しした。
北区にあるエルムトンネルは2001年7月に開通し、延長730m。工事内容は照明器具316台、分電盤6面、コントローラー盤1面、誘導灯と非常用灯のLED化18台、坑外灯の灯具更新16台などを見込む。施工場所は北区18条西7丁目ほか。工期は24年3月21日までを予定している。
当初は年明けの公告を目指していたが、部品などの納期長期化の状況が改善しないことから、債務負担行為を設定して工期を確保する。
開会中の第3回市議会定例会に上程した一般会計補正予算で、4億円を限度額とする債務負担行為を設定。加えて、環状通エルムトンネル放送設備更新では2億4000万円の繰り越し明許費を設定し、可決された。
繰り越した放送設備更新も環状通エルムトンネルほか1施設弱電設備改修として、19日に制限付き一般競争公告する考えだ。ラジオ再放送設備更新、消防用無線通信補助設備、防災受信盤更新などを計画。このほか、道路情報管理室の設備更新を予定する。
対象は通信の単体で、金額区分は1億円以上2億5000万円未満を想定している。