380mで22億円
札幌市交通局は、市営地下鉄南北線澄川駅―自衛隊前駅間のシェルター耐震改修を21日にも一般競争公告する。市内の建築Aの単体か2、3社の特定共同体を想定。入札書の提出期限は11月4日、開札は7日を予定し、同下旬の着工と2024年1月31日の完了を目指す。事業規模は22億円に上る。

3月に完了した初弾の南平岸駅―澄川駅間
延長は380m。柱の間の老朽化した筋交いを交換し、設置箇所も大幅に増やす。設計は八千代エンジニヤリング。終電から始発までの夜間工事で、実質の作業時間は3時間ほどとなる。
22年度は1定補正を合わせて約29億円を投じる計画だったが、コロナ禍による減収の影響などで規模を縮小した。
シェルターは地上走行部分の積雪対策として71年に完成したS造の施設。耐震改修は約10年かけて、環状通の立ち上がり部分から真駒内駅までの全長4.3kmで取り組む。
初弾工は20年からことし3月にかけて南平岸駅―澄川駅間の250mで実施。設計を田辺構造設計、施工を伊藤組土建が担った。工事費は約17億5000万円だった。