北広島市は2023年度、西裏線新設で3号橋に着工する。3基計画する橋梁の初弾工。上部、下部工を年度早々に一般競争公告し、6月の市議会第2回定例会で契約承認を得て工事に入る。23年度の工事費は橋梁整備を中心に約10億円をみている。
北海道ボールパークFビレッジ(Fビレッジ)と国道274号を結ぶアクセス道路で、延長1700m。19―27年度を事業期間とし、総事業費は60億8000万円を試算する。19―21年度で13億9000万円を投じた。
22年度は道路の実施設計を開発工営社で進めるほか、佐々木広谷建設で国道沿いの準備工などに取り組んでいる。
274号からJR千歳線などを越え、Fビレッジ付近に至るまでに3基の橋梁を架ける。2、3号橋は上下線分離の形態。実施設計は開発工営社が担った。
Fビレッジから最も近い3号橋は10径間の橋長約460mを想定。同橋の反対側に設ける2号橋は8径間、橋長約370mとする。どちらも全幅9.45mを見込んでいる。274号をまたぐ1号橋は橋長約40m、全幅6.75mの1径間で計画する。
時期は検討中だが、3、2、1号橋の順で着工する考えだ。