市とJTBが協定 「まちの良さを体験して」
北広島市は12日、JTB(本社・東京)とまちづくりに関する包括連携協定を結んだ。協定に基づき、ふるさと納税返礼品として市内のエスコンフィールドHOKKAIDOの野球観戦チケット付きバスツアーを企画。北海道ボールパークFビレッジのラッピングバスによる移動、試合を近くで観戦できる座席などを用意した。20日午後3時から申し込みを受け付ける。
バスツアーの寄付金額は、ダイヤモンドコースとダグアウトコースが15万円。内野一塁コースとバックネット裏コースが6万円とした。
ダイヤモンドコースとダグアウトコースは一般には販売していない希少性が高いシートで、より臨場感あるプレーを楽しめる。
全17日程で、札幌駅発着が8日程、新千歳空港発・札幌駅着が9日程。いずれも日帰り。バックネット裏のみ各日程8席限定で、そのほかは各日程4席限定となっている。
JTBは加えて、北海道日本ハムファイターズの沖縄キャンプ応援ツアーを独自に実施する。2月24―26日で、オープン戦の観戦やホーム開幕戦のチケットが当たる抽選会などを見込む。一般受け付けは17日からだが、北広島市民に対しては12日に先行受け付けを開始した。
市庁舎で開いた協定式で上野正三市長は、「Fビレッジを中心に、まちの良さを体験してほしい」と事業に期待。阿部晃士北海道広域代表兼北海道事業部長は「多くのゴルフ場やサイクリングロードがあり、スポーツツーリズムの一翼を担う地域。当社が持つ産官学の接点を掛け合わせ、Fビレッジ来場者に周遊を促したい」と述べた。