23年度は基本計画
音更町は、町立小中学校16校の普通教室に空調設備を設置する計画だ。熱中症対策などを目的に2023年度は基本計画の策定を進め、今後のスケジュールなどをまとめる。現時点では24年度に実施設計、25年度の着工を目指している。工期は長期休み期間を想定するため、単年度での完了は困難。2、3カ年で数校ずつ取り組む考えだ。
設置を見込む普通教室は、16校合わせて200室を超える。学校ごとに規模や生徒数が異なるため、計画内にそれぞれの整備方針を盛り込む。空調設備のタイプも学校ごとに変えるという。
24年度の実施設計は16校一括で発注する予定だが、基本計画策定の中で再検討する考え。施工は複数年を見込んでいて、将来的な設計変更の可能性も考慮する。
初弾工は25年度を見込む。学校ごとに規模が異なり、工期が夏休みや冬休み期間に限られる。数校ずつ進める方針だが、整備順などは決まっていない。
熱中症対策や新型コロナウイルス感染拡大を背景に、23年度予算案に計画策定費を盛り込んだ。空調設備は保健室などを除いて設置されていないため、保護者らから要望が出ていた。