4カ年施工、総事業費5.5億円
札幌市交通局は4月7日、地下鉄大通駅第3電気室更新を一般競争公告する見通しだ。総事業費は約5億5000万円で4カ年工事。単体の電気A等級を対象とし、所在地は問わない。鉄道施設の高圧配電設備で元請け施工実績を求める。
4月21日に入札、同24日に開札して5月上旬―中旬に着工する予定だ。工期は2027年3月まで。23年度は主に機器製作で、24年度以降に現場作業に入る。
第3電気室の高圧配電設備、低圧配電設備、無停電電源装置、分電盤を全て更新する。1984年の設置で更新時期を迎えている。
同電気室は東札幌変電所から高圧6・6キロボルトを2回線で受電。順次降圧して駅舎内の鉄道設備や照明、ロードヒーティング、商業施設に送電している。
主に夜間工事を想定する。当初は3カ年を想定したが、施工スペースの狭さや機材納期の長期化を考慮して4カ年とした。設計は塚田設備管理が担った。
大通駅には電気室が5カ所ある。第1と第2は更新済み、第4と第5は比較的新しいため、更新は今回で一段落する。