函館市は3・4・66号日吉中央通湯川工区で計画する開進橋のボックスカルバート化について、5月下旬に一般競争公告し、6月下旬ごろに入札する予定だ。2023―24年度で施工。23年度はボックス11mと仮橋を施工する。
日吉中央通湯川工区は湯川町2丁目の道道函館上磯線との交差点から函館ラ・サール学園グラウンド沿いを通り、日吉町1丁目の3・4・47号文教通との交差点に至る900mの区間。交通環境改善のため、18―24年度で道路拡幅や歩道設置などに取り組んでいる。
歩行者・自転車専用道の緑園通と立体交差している開進橋は1942年に完成。上部と下部が一体となったコンクリートアーチ橋で、橋長は19.6m、全幅は5.1mだ。
幅が狭く車がすれ違えない上、コンクリートが剥落するなど老朽化が進んでいるため架け換える。
スペースの狭さやコストなどを踏まえ、ボックス化を選択した。18年度に東鵬開発が設計し、長さ(緑園通方向)は27.8m、幅(日吉中央通方向)は7.4m。総事業費2億8000万円を試算する。
23年度は、現橋を供用したまま西側に長さ11m分のボックスを新設。24年の初めにボックス上に仮橋を設置し、前後の取り付け道路を整備して仮橋を開通させる。工期は24年3月末ごろまでを見込む。
ボックスの施工方法については、プレキャストとするか現場打ちとするかなど、コストや施工性を踏まえて精査中だ。
24年度は現橋の撤去やその跡地に残りのボックスの施工をし、事業完了に持ち込む計画だ。