2024年3月に完成予定
松前町は、町営牧場内での賃貸型牛舎3棟新築を主体、電気、機械の3分割で5月下旬に指名通知する。6月中旬にも入札し、議会承認を経て同下旬に着工する予定。1棟当たりW造、平屋、延べ498m²の規模で、2024年3月の完成を目指す。
町は近年、黒毛和牛の繁殖経営を学ぶ研修生の就農環境整備を進めている。札前449の3の町営牧場内で、19年度に研修施設の肉牛改良センター、21年度に賃貸型牛舎3棟、堆肥舎1棟、研修者用住宅1棟2戸を建設した。
23年度に新築する牛舎各棟は繁殖房や分娩(ぶんべん)房を設け、給餌通路や管理室も整備する。
3月の町議会臨時会で可決した22年度補正予算に、工事費など合わせて3億8222万9000円を計上した。国のデジタル田園都市国家構想交付金を活用する。
このほか、研修者用住宅1棟の新築を6月中旬にも指名競争入札する。W造、平屋、延べ約100m²の規模で、間取りは2LDK2戸とする。
23年度整備分で事業全体を完了させる方針だ。