旭川開建、湯の沢橋架け換えの詳細設計を夏に入札

2023年05月10日 17時40分

国道237号占冠村内、早期着工目指す

 旭川開建は、占冠村にある国道237号の湯の沢橋架け換えに向けて、夏に詳細設計を簡易公募型で入札する。老朽劣化した現橋を更新するもの。年度内に架け換え方式や橋梁形式、延長などを固めて、2024年度以降に早期着工を目指す考えだ。

 湯の沢橋は橋長50.8m、幅員7.5mの4径間単純RCT橋で、下部は逆T式橋台2台と壁式橋脚3基で構成する。占冠村市街地から北側約8km、湯の沢温泉近くの鵡川水系パンケシュル川に1962年に架設された。

 供用開始から60年以上が経過し、中性化による鉄筋の腐食、凍害によるコンクリートの剥離などで桁の損傷が著しい。22年3月に開かれた有識者による検討会議では、橋梁上部が耐力不足のため早急な対策が必要とし、架け換えを妥当とする結論が出された。

 総事業費は30億円。22年度は中央コンサルタンツに予備設計を委託し、概略を検討している。23年度当初予算では測量設計費として9500万円を措置し、第2四半期(7―9月)に詳細設計や用地測量を発注する予定だ。


関連キーワード: 上川 橋梁

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • 日本仮設
  • 東宏
  • 古垣建設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,460)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,297)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (1,177)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,108)
函館開建が国道5号の常盤川交差部に橋梁新設の可能性...
2024年04月17日 (783)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。