延べ1744m²の規模、25年度から4カ年で計画
旭川市水道局は、亀吉雨水ポンプ場沈砂池ポンプ棟建て替えの概要をまとめた。RC造、3階一部塔屋1階、延べ1744m²の規模で、2基のポンプを備えた沈砂プラントを新設する。2025年度から4カ年で工事を進める計画で、総工事費に約52億円を試算している。
亀吉1条3丁目2の1にある同ポンプ場は亀吉下水終末処理場として1964年に稼働開始。現在は雨水を排水するポンプ場として、敷地内には管理本館や沈砂池ポンプ棟、雨水ポンプ棟、放流樋門、放流渠などの施設を備える。
老朽化した沈砂池ポンプ棟は、管理棟北側にある旧汚水処理施設を取り壊して跡地に建て替える。建物内には260kWのディーゼル式ポンプ2基のほか、除塵機や揚砂装置など沈砂プラントを設ける計画で、併せて場内の配管切り替えなども見込んでいる。
総工事費は旧汚水施設の解体費を含めて52億円を試算していて、およそ半分が沈砂プラントの機械設備費用に充てられる。6月27日に開札した実施設計は日水コンが落札。施設の詳細を詰めるほか、建設コストの縮減も図る考えだ。
工事は25年度から旧汚水処理施設の解体と沈砂池ポンプ棟躯体の新築に着工する予定で、28年度までの4カ年で整備。プラント機械は27年度の製作、28年度の据え付け、配管は28年度の下流側、29年度の上流側切り替えを予定している。