道が2017年度予算案に計上した工事請負費は、前年度当初比6.7%増の総額1694億9927万7000円となった。一般会計が7.4%増の1638億7487万7000円を占め、災害復旧が3倍の88億8969万9000円と大きく伸びた。一方、建設費は694億1925万8000円と最多だが、道路新設改良やダム建設などが伸び悩み、6.8%減少した。
建設費に次いで多かった農政費は、4.3%増の256億6281万1000円。農業農村整備費や農政管理費などいずれも増加した。水産林務費は1.2%増の254万843万2000円で、造林保護や種苗対策、林道、治山など林務関連で伸びた。
総務費は、札医大再編事業の主要な工事に着工するなどで133億3335万1000円と、51.9%増加となっている。
総合政策費は96.3%増の49億8955万4000円。このうち空港建設費は女満別空港の駐機場の大規模改良や中標津空港の場周柵更新、紋別空港監視制御装置更新に充てる。保健福祉費は、旭川肢体不自由児総合医療センターの本体工事に入るため、23億3828万7000円と3倍に膨らんだ。災害復旧費は16年夏の大雨災害の復興費も含めたため、3倍と大きく増加した。