建設どさん娘の会(福山智子代表)は20日、室蘭工大土木工学コースの女子学生と現場見学会を行った。白鳥大橋の見学を通してつり橋の技術力の高さを目の当たりにし、ものづくりの魅力をあらためて感じた。
現場見学会は、女子学生たちに建設業の魅力を伝えるとともに、日頃から抱えてる悩みや、就職に当たり聞きたいことなどを技術者の先輩に気軽に聞いてもらうことを目的に開催。同会主催の現場見学会としては今回初めての開催となる。
この日は建設どさん娘の会から10人、室蘭工大土木工学コースの2―4年生の学生12人が参加し、室蘭開建の担当者に案内してもらいながら白鳥大橋を見学した。
一行は、メインケーブルを支えるアンカレッジと主塔を見学。主塔は高さ約140mと、さっぽろテレビ塔とほぼ同じ高さで、強風に耐えられる設計であることや、維持補修に当たっては主塔ゴンドラを使って作業しているといった説明があった。また、アンカレッジでは127本のワイヤで1束を作り、それを52束組み合わせてメインケーブルを作っていることなどの説明を受け、参加者からは「どのくらい耐用年数があるのか」「なぜつり橋という構造にしたのか」といった質問が挙がっていた。
見学会に先立ち室蘭工大で座談会も行い、グループに分かれ建設業の仕事などをテーマに話し合った。
建設どさん娘の会では「女子学生と交流できて良かった。今後も機会があれば学生と交流し、建設業の魅力を伝えていきたい」と話していた。