BP構想で北広島市がJR北海道に要請 新駅で3者協議へ

2018年04月06日 08時30分

 きたひろしま総合運動公園予定地が北海道日本ハムファイターズのボールパーク(BP)建設候補地に決定したことから、上野正三北広島市長は5日、JR北海道を訪問し、新駅設置に関わる実務者会議の設置を要請した。JRは島田修社長や西野史尚副社長が対応。今後は球団も交えて、課題となる交通アクセスの協議が始まる。

手を結ぶ上野市長(左)と島田社長

 2023年の開業を目指すBPは、JR千歳線の北広島駅から約1・5㌔離れ、最寄りに新駅設置が検討されている。しかし千歳線は特急や貨物列車に加えて、インバウンド対策の快速エアポート増発も見込まれ、ダイヤの過密緩和が課題。現状の輸送力での対応は難しい。

 非公開での懇談後、上野市長は「JRからは課題もうかがったが、新駅設置は不可能ではないということなので、実務者で協議しながら進めたい」と期待を込めた。協議では、バスやマイカーを使った交通分散に関する議論や、新駅設置時の費用負担について議論する。

 島田社長は3月末の会見で、BP構想への全面的な協力姿勢を示しながらも、「新駅を造れば問題が解決するものではない」と指摘し、千歳線の輸送力強化を優先課題に挙げていた。


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