社会医療法人恵佑会(札幌市白石区本通14丁目北1の1、細川正夫理事長)は、仮称・社会医療法人恵佑会札幌病院移転新築の設計施工を伊藤組土建に依頼した。2019年4月1日ごろの着工を予定している。
3棟で構成。S造、7階塔屋1階、延べ2万9262m²の規模を想定している。施設の詳細や工期は設計で固める。
移転先は札幌市白石区本通9丁目南29の敷地1万7523m²。東日本電信電話(現NTT東日本)の野球場として使われていた所で、07年に住友不動産がマンション用地として購入した。手つかずのままだったため、14年5月に取得した。
法人所在地にある恵佑会札幌病院は、道内で有数のがん治療専門病院。病床数は229床。診療科目は消化器外科、呼吸器・乳腺外科、消化器内科、腫瘍内科、泌尿器科、耳鼻咽喉科・頭頸部外科、放射線診断科、放射線治療科などとなっている。
PET―CTといった高性能機器を用いて専任医師が画像診断。強度変調放射線治療(IMRT)なども導入し、安全性や確実性に配慮した治療を進めている。
建物は1981年の開院以来、増改築を繰り返してきた。