室蘭建管は29日、苫小牧工高の土木科2年生40人を対象に現場見学会を開いた。白老町や苫小牧市内の現場で、トータルステーションを使った測量などを体験し、建設業への理解を深めた。
「ICT施工が進む現場を体験し、地元の企業が頑張っている姿を見てもらうことで就職の一助になれば」と、白老町内の敷生川災害復旧や苫小牧中央インター線改築現場に招いた。
午後の苫小牧中央インター線改築現場は、2020年度完成を目指す苫小牧中央ICへのアクセス道路で、大がかりなICT施工現場。7月に小学生を招いた地層学習会を開催したが、高校生は初めて。
生徒は学校で担当者から工事概要やi―Constructionについて説明を受けた後、苫小牧中央インター線改築現場に移動。4班に分かれ、3次元レーザースキャナーやトータルステーションでの測量、ICTバックホーの試乗、ドローン操縦を体験した。
ICTバックホーの掘削を体験した生徒は「思ったよりも複雑な操作ではなく、スムーズに動かせた」、ドローンの操縦では「動きが思った以上に早く、操縦するのが楽しかった」と話していた。