震度7で倒・崩壊なし 道庁本庁舎の性能報告KYBから

2018年11月14日 15時00分

 道総務部は、KYB(本社・東京)の性能検査データを改ざんした免震ダンパーが採用された可能性のある道庁本庁舎について、施工業者から地震に対する構造安全性能の報告があったことを明らかにした。震度7程度の地震に対し、倒壊・崩壊の危険性はないとした。

 13日の道議会決算特別委員会第1分科会で、梅尾要一氏(自民党・道民会議)の質問に古屋義則総務部次長らが答えた。

 KYBによるデータ改ざん問題を受け、道は設置者の立場から安全性を確認するため、本庁舎の地震に対する安全性の検証作業を耐震改修の施工業者に指示していた。

 古屋次長は検証の結果について「国土交通大臣の認定基準から最も乖離(かいり)した免震ダンパーが設置されていると仮定した場合でも、震度6強から7程度の地震で倒壊または崩壊する恐れはないと施工業者から報告を受けた」と述べた。

 国はKYBに対し、安全性の検証結果について第三者機関による確認を求めている。本庁舎の検証結果に関しても、年内をめどに第三者機関が確認を進める方針だ。


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