老朽化した公住南花川団地の建て替えか長寿命化修繕を検討していた石狩市は、同団地の一部を移転し花川東団地として新設する方針を固めた。2019年度に6棟48戸の地盤調査や基本設計を進める考えで、関連予算として2794万8000円を要求。新住棟はRC造の2階建てを想定している。
花川北6条2丁目23にある同団地は、1970―72年度にかけて建設した。住棟は、CB造の平屋で、18棟72戸で構成する。市の公営住宅等長寿命化計画(12―21年度)では、建て替える場合、3棟24戸を現地改築し、6棟48戸を花川東2条3丁目に、花川東団地として新設する方針を立てていた。
学校給食センターや道の駅あいろーど厚田の建設と大型事業が続いたため計画を先送りしていたが、ことし5、6月に実施したコンクリート強度と劣化状況の調査結果を踏まえ、改築を決めた。
用地買収は、基本・実施設計後に着手する見通し。
19年4月に市長選を控えていることから、規模や今後の予定などの詳細に関しては、明らかにしていない。