道内土木3官庁(開建、建管、総合局・振興局農業)の2018年度発注額が、本紙集計でまとまった。3官庁の発注額累計は前年度を2.4%下回る4040億9700万円。19年3月の3官庁発注額が前年同月比16.1%減の841億円とやや低調だったことが響いている。
2018年度の累計を見ると、開建が5.7%減の2272億6700万円、建管が4.1%減の1133億1200万円、総合局・振興局農業が15.9%増の635億1800万円という内訳。
開建、建管ともに前年度を下回った一方、農業は18年度2次補正の早期発注の影響もあって大きく伸ばした。
3月の官庁別発注額は、開建が前年度比36.1%減の393億2100万円、建管が9.3%増の206億800万円、総合局・振興局農業が21.6%増の241億7100万円。開建は函館、網走以外の8開建で前年同月を下回っており、全体に発注量が少なかった。
建管は地震関連の災復や砂防など繰り越し工事を多く発注した室蘭がほぼ倍増しているほか、札幌や函館なども堅調。振興局・総合局農業は空知が130億円台に乗せるなど、早期発注が好調だった。
(北海道建設新聞2019年4月11日付4面より 本紙には各開建、建管、総合局・振興局農業の発注額一覧を掲載しています)