鋼橋の塗り替えに関わる若手技術者の資質向上を目的に、「防(つつみ)の会」が発足した。北海道防錆防食協会の55歳以下の会員が対象。初代会長は森博幸氏(宇佐美商会)が就いた。
24日にプレミアホテル中島公園札幌で設立準備総会を開き、会則や役員、などを決めた。
役員の任期は2年。副会長には大和友幸(誠塗装店)と笠原庸史(山田塗装)の両氏を選出した。役員は中島武士(札幌塗装工業)、長屋正宏(大成塗装工業)、吉田宗利(旭川建装)の3氏で、監査には佐藤紀則氏(伊藤塗工部)が就いた。
初年度は18社28人でスタート。会員親睦事業を年2回ほど実施するほか、研修会や現場見学会の開催を予定する。
上部団体の北海道防錆防食協会は、鋼橋塗装工事を手掛ける企業18社により16年発足。
塗装工種を対象とした橋梁塗り替え工事が年々減少する中、他工種の補修の一部に取り込まれるなど下請け工事となることを危惧し、品質向上に主眼を置いた専門団体として活動している。
(北海道建設新聞2019年5月29日付3面より。)