玉川組、電力供給車両を導入 災害時も国道維持滞りなく

2019年08月31日 12時00分

 玉川組(本社・恵庭)は災害時電力供給車両の日産「リーフ」を導入した。停電時に電源の役割を果たすほか、「パワー・ムーバー」を接続すると電気機器に電力を供給できる。

 36号の維持管理を担っていることから、停電時でも発注官庁との連絡は欠かせない。また、本社駐車場は地域の一時避難所に指定されている。滞りなく業務を遂行し、地域住民の安心・安全を確保するため、23日から配備した。

災害時の電力供給に威力を発揮する

 

 リーフは一般家庭2―3日に相当する電力を供給可能。トランクケース型のパワー・ムーバーは持ち運べるため、リーフと組み合わせると各地で対応できる。

 また、固定式のEVパワーコンディショナー「LEAF to Home」を用意。専用の配線を国道を管理する同社維持課につなぐことで、停電時には自動でブレーカーが切り替わり、リーフから電源を取ることが可能になった。

 玉川裕一社長は「災害派遣など発注官庁との対応、地域住民のライフライン確保に活用したい」と話している。

(北海道建設新聞2019年8月28日付14面より)


関連キーワード: 石狩

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • 古垣建設
  • 東宏
  • 日本仮設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,399)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,267)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,233)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (1,118)
藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (836)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。