留萌市は24日、来春の登録開業を目指している道の駅の基本計画素案をまとめた。JR留萌駅北側に位置し、国道231号に広がる船場公園(るしんふれ愛パーク)7・8haを道の駅として整備する構想で、公園にある既存管理棟の南側に屋内交流・遊戯施設、南西側に屋根付き物販棟・浜焼き施設を建設するほか、駐車場の拡充を検討している。
同市は、2019年度の深川・留萌自動車道の全線開通により、道路アクセスが向上し流入人口が増えると想定している。道の駅を整備することで、観光など情報発信を強化し、地域住民がくつろげる空間を提供し街中での消費を誘導する。
屋内交流・遊戯施設は、400m²程度の遊戯室を配置し周囲にエントランスホールやカフェ機能、トイレ、幼児コーナー、事務所を設け既存管理棟と渡り廊下で接続する。20年度に実施設計を行い、21年度の着工、22年度のオープンを予定している。
屋根付き物販棟・浜焼き施設は、市内の民間事業者のテナント参入を見込む。物販棟は1店舗約20m²を基本に最大8店が入るスペースを確保し、浜焼き施設は50人程度の焼き台スペースと約200m²の休憩場所設置を協議する。実施設計や建設工事は22年度以降となる見通しだ。
駐車場の拡充整備は、大型専用車両や車中泊用、二輪車用の専用スペースなど多様な利用形態に合わせた検討を行う。21年度に駐車場の設計・整備、22年度の供用開始を想定している。