北海道から次の社会や未来を支える技術を生み出そうとするコンベンションイベント「NoMaps(ノーマップス)」が16日、札幌市内で開幕した。宇宙ビジネス、VR(仮想現実)など30に上るテーマ会合をはじめ、自動運転の試乗会など市内各所で未来を体験できる市民向け情報発信を展開する。
技術やアイデアを持つ人たちの交流の場として始まり、ことしで4回目。企業でつくる実行員会が運営し、本道を先端技術の実証の場としながら、ビジネス交流を通じ実用化を図ることが狙い。
今回はビジネス関係者が集まる有料のビジネスカンファレンスに加え、一般市民向けの情報発信に力を入れている。
16―20日には、さっぽろ創世スクエアで自動運転の実証実験に合わせ、一般市民向けの試乗会を開催。実用化を目前に控えた技術を身近に体験できる機会を設けた。
公共交通と人々の生活圏を補完する移動手段として注目の「マイクロモビリティ」を考える場として、19日にはLUUP社の電動キックボード走行体験会も開く。
ACU―Aで開くビジネスカンファレンスでは、17日午後1時から北海道胆振東部地震で被害のあった安平町が、早来中再建でチームラボと取り組む未来志向の学校づくりを紹介。
18日午後1時からは、大樹町でロケット事業を展開するインターステラテクノロジズの堀江貴文氏が関係者を交え、宇宙ビジネスの発展をテーマに議論する。