道測量設計協会が動画制作 YouTubeで公開
♪即、両思いになれるハズもない 君と僕の座標はインテリジェント基準点 気づいて―。北海道測量設計業協会(山川昇会長)は、若い世代に測量業界に関心を持ってもらおうとPR動画「恋のトータルステーション」を制作した。登場するのは同協会の会員企業に勤務する若手技術者4人で結成した「測量Boyz(ボーイズ)」。測量用語を随所にちりばめたラブソングをコミカルに歌った。1日からユーチューブで公開している。
同協会に所属する企業の技術者の年齢構成を見ると、20代以下は14年度が29%だったが19年度には12%まで落ち込んだ。同協会は、測量業界の人材確保に向けて若者の関心を引くことを第一に考え、若手技術者が歌うPRソングのミュージックビデオを企画した。
測量Boyzは、飯田翔太さん(シビテック)と植田雄大さん(エーティック)、永谷智耶さん(シーイーサービス)、古村禎仁さん(日測技研)と20―30代の技術者からなるユニット。映像や広告の制作を手掛けるスウィッチ(本社・札幌)の橋本亜矢氏がプランニングに関わった。
楽曲は、子どもたちに口ずさんでもらえるように専門用語をラップ調で紹介するなど耳に残りやすくすることを重視した一方、災害時には即座に復旧に駆け付ける技術者へのリスペクトも忍ばせている。
動画は、ユーチューブで閲覧可能。楽曲は音楽配信サイトで購入できる。今後、協会のホームページに専用のページを開設するほか、SNSでの発信を通じて口コミでの広がりを促す。
メンバーの永谷さんは「業界を知らない人たちに興味を持ってもらうきっかけとなるビデオになっている。いろんなところに広まってもらえれば」と話している。
(北海道建設新聞2020年7月2日付1面より)
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