雪印メグミルクが大樹工場にメタンガス化施設

2022年02月09日 08時00分

投資額は29億円

 雪印メグミルク(東京都新宿区四谷本塩町5の1、西尾啓治社長)は、チーズを製造する大樹工場にメタンガス化施設を新設する。投資額は29億円を試算。春の着工と2023年度上期の稼働を目指している。

 メタンガスは、チーズを製造する際の副産物である乳清(ホエイ)や有用成分回収工程で発生する残さなどのバイオマスをメタン発酵処理し、発生させる。大樹町緑町35にある大樹工場のエネルギーとして全量を使う。

 同社は、チーズを製造する際の副産物であるホエイを、粉末に加工して育児用粉ミルクの原料や製菓材料に利用。さらなる用途拡大に向けてホエイに含まれる有用成分を用途に応じた最適な形で回収する技術の確立を検討してきた。

 新施設では、使用する水やCO₂排出量を削減して環境負荷の低減にもつなげる。CO₂排出量は年間約8400t、用水使用量は年間約15万tの削減をそれぞれ見込んでいる。


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