釧路市が駅前周辺エリア再整備方針案のたたき台
釧路市は、鉄道高架化を主軸とする釧路都心部まちづくり計画の釧路駅前周辺エリアの方向性を踏まえた再整備方針案のたたき台をまとめた。駅前に建築面積約6000m²の公共公益施設を設け、周辺に民間施設を誘導。駅西側に高架下バスターミナル、東側にタクシープールなどの配置を想定している。
15日の定例市議会都心部市街地整備特別委員会で報告した。
蝦名大也市長は駅周辺整備について代表質問で、「にぎわいづくりの核となり、民間事業者の進出のきっかけになるような、多くの人が集まる施設が望ましい」としていた。建て替えを検討する市庁舎の駅前移転などに関して、明言は避けたが「既存市有施設の老朽化状況も勘案しながら、整備・集約すべき機能の検討を進めている」と答弁している。
たたき台は定例会終了後に市のホームページで公開する予定。22年度は事業費7976万9000円を投じ、たたき台を基にフォーラムや市民説明会を実施する。また、バスターミナルやタクシープールの配置・規模の検討、北中跨線橋平面化や木工場踏切除却の検討など概略設計を進め、23年度末までに再整備方針案をまとめる見通しだ。