木の温かみ感じる建物
東川町は8日、役場隣接地に新築した町営サテライトオフィス「KAGUの家」のオープニングセレモニーを開いた。松岡市郎町長や設計を担当した建築家の隈研吾氏らがテープカット。内覧会は町民にも一般開放し、木の温かみを感じる開放的なオフィスの完成を祝った。
市街地の東町1丁目7に4棟建てた。1棟当たりW造、2階、延べ153m²の規模だ。
隈研吾建築都市設計事務所が基本・実施設計と監理を担当。A・B棟は盛永組・ベスト共同体、C・D棟は畠山建設・小岩組共同体が施工した。本年度は外構の整備を花本建設が担当する。
松岡町長は「町づくりに大切なのは人と文化の調和、その拠点になれば」と祝福と期待の言葉を述べた。隈氏は「東川の自然とぬくもりを感じられる特長を建物に反映した」とコンセプトを紹介。「家具を埋め込むことで建物の柱の代わりを担う構造になっている」と名前の由来でもある意匠を説明した。
全て入居企業が決まっている。うち1棟は隈氏の建築事務所で、関連企業も入り賃貸シェアオフィスとして運用する。