2600mに7億円 27年度着工目指す
渡島総合局農村振興課は、農道集落道整備鶴野地区の2024年度着工を計画している。約2600mの道路改良で、総事業費に7億円を試算。22年度は調査設計を進め、23年度に用地確定測量を見込んでいる。
函館市内の同地区は市街地から東へ約10kmに位置。ジャガイモやダイコンを中心とした畑作を展開している。
現道は車道幅員が3mほどと狭く、砂利厚も薄い。このため走行性が悪く、生産物の荷傷みや砂ぼこりによる商品価値低下などが起きている。
降雨時は路面の砂利が流されて凹凸ができ、効率的な輸送に支障を来しているほか、道路排水の農地流入などが発生している。
これら課題の解消へ道路本体を改良して舗装をかけるとともに暗渠、法面保護などを施す。延長2585mで、車道幅員4m、全幅6mを予定。工事費に6億5000万円を試算する。
受益面積は80ha、受益戸数は33戸。28年度の事業完了を目指している。