札幌市環境局は2023年度北海道開発予算概算要望の環境衛生関連に、事業費ベースで144億5200万円を積み上げた。22年度内定額29億9100万円の4・8倍に上る。駒岡清掃工場建て替えの継続費が全体を押し上げた。新規で発寒清掃工場と白石破砕工場の更新を盛り込んだ。
市が54億6200万円の国費を要望する社会資本整備総合交付金事業を事業費ベースでまとめた。
24年度の完成を目指す駒岡清掃工場建て替えには、工事費140億2500万円を充てる。新駒岡清掃工場は豊平・南清掃事務所の南側、南区真駒内129の3に建て替え中。同真駒内602の現駒岡清掃工場は27年度の解体完了を想定する。
32年度の開設を目標とする発寒清掃工場更新に1億200万円を要望。建設技術研究所に依頼し基本構想を策定中で、23年度に基本計画、24年度以降にアドバイザリー業務、設計業務を順次進める。
白石破砕工場更新に2400万円を配分。設計、施工と管理運営を一括するDBO方式で事業者を選定する考えで、23年度末に公募する見通しだ。
22年度はエイト日本技術開発がアドバイザリー業務に取り組む。24年1定市議会での契約承認を経て、24―26年度に施工する計画となっている。
継続の篠路清掃工場の解体には2億7900万円を計上。RC一部SRC・S造、地下2地上7階、延べ1万5830m²の規模で、24年度の完了を目指す。