札幌市市民文化局は、仮称・札幌博物館新築のサウンディング型市場調査について、秋ごろの公募を視野に調整している。整備や運営の手法、民間活力導入の可否などを探る。
仮称・札幌博物館は中島公園内を建設候補地とし、延べ1万―1万7000m²の規模を見込む。
PPP/PFI活用方針に基づき、2020―21年度に官民連携の簡易検討を実施。展示内容の調査・研究や施設の運営・維持管理などに関し、利点や課題の抽出に取り組んだ。
サウンディング型市場調査は秋ごろの公募開始を予定。設計・施工や運営・維持管理などさまざまな手法についてのニーズを調べるため、現在は内容を精査している。調査を通じ、民間活力導入のメリットやデメリットを明確にしたい考えだ。
年度末に調査結果をまとめる方針だが、結果によっては23年度以降、追加調査することも視野に入れている。
並行して機運醸成のイベントに関する調査に取り組む。他都市の事例などの収集を進め、今後に生かす。