釧路市が西港区の造成地売却 丹波屋が肥料工場新設用地に

2022年09月15日 08時00分

 釧路市は、釧路港西港区背後地域の造成地5062m²を4353万円で丹波屋(本社・札幌)に売却した。同社の肥料工場新設用地になる見通し。市は2018年に1億3200万円で隣接地1万5000m²を同社に売り渡していて、肥料工場の建設用地は約2万m²に上る。

 市が売却したのは西港3丁目107の3で、7月22日に契約を結んだ。釧路港西港区第3埠頭の背後地域で、肥料や飼料の倉庫、工場などが集積。敷地周辺はマテック釧路支店やホクレン肥料釧路工場などが立地している。

 肥料・飼料や建材卸などを営む同社が新たな肥料工場設置を計画していることから、市は西港3丁目103の15ほかの1万5000m²を18年3月23日に売り払った。

 工場用地として、さらに5000m²程度の広さが必要なため、取得する意向があったものの、市は周辺敷地を北海道開発局に工事用ヤードとして貸与していた。開発局との協議や敷地整理が完了したため、売却に至った。

 西港区造成地は、全体で124万2161m²の広さ。1970年から利活用に向けた売却を開始し、今回までに全体の約85%、105万5385m²が活用されている。


関連キーワード: 土地売却 釧路

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • オノデラ
  • 古垣建設
  • 日本仮設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,384)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,256)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,225)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (1,115)
藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (833)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。